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「あずさ2号/狩人」

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「あずさ2号/狩人」
(作詞・竜真知子/作曲・都倉俊一/編曲・都倉俊一) 
・B面「季節が変わる前に」
・1977年(昭和52年)3月25日発売
・ワーナーパイオニア
・第19回日本レコード大賞新人賞
・週間4位(オリコン)
・1977年度年間15位(オリコン)

デビュー曲でいきなりの大ヒット。音楽賞では新人賞に輝き当然のように紅白歌合戦に出場。これ以上ないスタートを切った愛知県出身の兄弟デュオ・狩人。
そんな人生の急展開が原因かどこまで関係しているか分からないが、兄弟はあまり仲がよろしくないようで色々なエピソードが聞かれる。
また、それを自虐的に面白おかしく「あずさ2号」の替え歌「兄と疎遠」として弟・高道がテレビで披露している。

竜真知子の作った詞は旅情と心情を絡めた傑作で、具体的な列車名ばかりか発車時刻まで盛り込んだ。確かに当時は8時丁度に新宿発があったとか。
作曲は、洋楽のエッセンスを散りばめて歌謡界に新しい風を送り込み続ける都倉俊一。垢抜けたメロディーを紡ぎ出す才能を基に、あえてフォークタッチのメロディーを仕上げている。
そしてこの曲の魅力は何といっても兄弟のハモリだ。声質は当然溶け込むのだが、二人の豊かな声量と確かな歌唱力で歌われることで完成するのである。

『コスモス街道』『若き旅人』『アメリカ橋』なども勢いのまま一応のセールスは記録するが、やはり「狩人=あずさ2号」のイメージが大きい。
大ヒットを飛ばした歌手の多くが通過する儀礼のようなもの“もう、あの曲は歌いたくない”時期もあったようだが、今の二人のハーモニーが聴けるのは喜ばしいことだ。

師でもある都倉俊一から「大ヒットという獲物を狙い続けるハンター(狩人)のような歌手に」と授けられた名前だそうだが、他には“みつばち君”ってな候補もあったそうですナ。
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