SSブログ

「ホテル/島津ゆたか」

ホテル.jpg
「ホテル/島津ゆたか」
(作詞・なかにし礼/作曲・浜圭介/編曲・竜崎孝路) 
・B面「ホテル(カラオケ)」
・1985年(昭和60年)2月5日発売
・キングレコード
・第18回日本有線大賞有線音楽賞

男の心情を女性が歌うことより圧倒的に多いのがその逆だ。せつない女心を“わたし”という一人称で切々と歌う…そんなヒット曲は数え切れないほどあるだろう。
調べたわけではないが“ぼく”が主人公の歌を女性が歌う場合、アイドル歌謡やフォークに多いのではないか。そして、演歌系では咄嗟には思いつかない。

比喩や暗喩は使わずに、物や状況を具体的に並べて不倫にあえぐ女性の窮屈さを表現した詞は、御大なかにし礼。
中でも“ごめんなさいね私見ちゃったの”という振りの直後“私の家の電話番号が男名前で書いてある”の部分は強烈な印象を残すようで、曲名や歌手を知らなくてもこの部分だけは歌える人は多い。
女性男性で受ける印象が違うのは当然としても、何故に男性ヴォーカルの歌が広く受け容れられたのか。女性ヴォーカルでは生々し過ぎるのか。
インパクトが大きくストレートな歌詞がどうしても目立つが、キャッチーなメロディももちろんヒットの要因であることに違いない。
カラオケの十八番にしてる人も多いようで、一定の人気を保っている。

競作として世に出たが、有名なのは島津ゆたか盤。B面にはカラオケを収録しているところも卒がない。
島津ゆたかは「花から花へと」のヒットもあるベテランの域に入る程の歌手だあったが、ラジオの公開番組出演時の不適切発言で謹慎し、残念ながら現在まで目立つ活動はしていなし。

芸能人の不倫スキャンダルが連発している2016年。この歌詞ではないけれど“そに為に誰か泣かしてもいい”とまで覚悟のあるのは誰でしょうナ。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。