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「アカシアの雨がやむとき/西田佐知子」

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「アカシアの雨がやむとき/西田佐知子」
(作詞・水木かおる/作曲・藤原秀行) 
・B面「夜霧のテレビ塔/原田信夫」
・1960年(昭和35年)発売
・日本グラモフォン
・第4回日本レコード大賞特別賞

当初はA面とB面が違う歌手という珍しい形でリリースされた、西田佐知子4枚目となるシングル。
ジャケットの写真も二人共レイアウトされたいたが、この曲がヒットしリニューアルされた際に西田佐知子のみとなっている。

「コーヒー・ルンバ」などのカバーもありポップスよりの歌手というイメージがあるが、ヒットするまでには浪花けい子という名で日本調の歌を歌っていたりもする。
その時期は、廃業すら考えていたと言うから人生分からないものである。
レコード会社のディレクターが打ち出した方針は「悲しい女」。そして「アカシヤの雨がやむとき」と同じ(作詞は志津恵美子で水木かおるは補作詞となっている)作家陣で「夜が切ない」を1959年(昭和34年)にリリース。
売上げは芳しくなかったものの、翌年も同じ路線で打ち出し成功する。

今や昭和歌謡を代表するスタンダードで、一流のアーチスト達が様々なアプローチでカバーを残している。
中でも藤圭子のヴァージョンは出色の出来で、オリジナルと双璧を成していると言っても過言ではない。

ノンビブラートでしゃくりもなく、瞬時に正しい音程へ当てる事の出来る希有な歌い手と言えるが、結婚(1971年)を機に仕事量をセーブ。
1982年のシングル「テレビを見ている女」を最後に家庭に納まったのは歌謡曲ファンにとっては少々残念なことであろう。

“アカシアの雨”とは?…そんなことを起点とし、この詞の解釈が飛び交っているのが興味深い。それだけ“良い詞”ということでしょうナ。
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